文化史(復習)

飛鳥文化:大陸の文化の影響を強く受ける。

高松塚古墳壁画 

高句麗の古墳壁画と類似している。漆喰が乾く前に顔料で描く技法 

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法隆寺「玉虫厨子(たまむしのずし)」厨子は経典とか仏像を安置場

”密陀絵(みつだえ)”という油と顔料を混ぜて書く中国の技法が使われている。

感想:玉虫の翅むしって装飾しようとおもったな

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正倉院「鳥毛立女屏風:とりげりゅうじょのびょうぶ」

聖武天皇の遺品。唐の宮廷女官の風俗を描いたもの。

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薬師寺「吉祥天像:きっしょうてんぞう」

ふくよかな唐風美人として描いている。

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神護寺「高雄曼荼羅:たかおまんだら」

空海が糖から日本に帰るときに師の恵果は有力な宮廷画家李真に描かせた「現図曼荼羅」をさづけ、それを模写したもの。※曼荼羅→仏、菩薩などを体系的には入れ配列して図示したもの

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日本の景物・人物を題材とする「やまと絵」も描かれる。 ※反対は「唐絵」

源氏物語絵巻

源氏物語を題材にした絵巻

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絵巻・・・本文と挿絵とを交互に配置する巻物

 

信貴山朝護孫子寺信貴山縁起絵巻:しぎさんえんぎえまき」

説話を画面上に連続展開したもの

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「伴大納言絵巻:ばんだいなごん」作・巨勢金岡:こせのかなおか→平安時代前期の宮廷画家

 応天門の炎上をめぐる話。結構面白い。信貴山絵巻物語の手法を発展させた作品。

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巨勢金岡が参加した「年中行事絵巻」の原本が燃えるも住吉如慶の模写が伝わる
 ※住吉如慶→江戸初期に土佐派から別れてやまと絵に一派を立てた

 

これらの作品は表現技・法有職故事など様々の面で構成の模範となる日本的な絵画のイメージとなる

 

鳥羽僧正:とばそうじょう『鳥獣戯画
※または 覚猷:かくゆう

動物たちの姿態をユーモラスに移すとともに、社会風刺の精神を示す

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「やまと絵」から⇒「大和絵」宋や元の影響が強まる

 

相阿弥『山水図』

足利義政に仕え、同朋衆(どうぼうしゅう)として将軍の雑務や芸能に当たる。大徳寺大仙院『山水図』名画を残す

 

狩野源信『四季花鳥図』

『山水図』が描かれた隣室に描く。
担当した部屋の分担関係からみて、相阿弥を師として仰ぐ。
後に狩野派を築く。

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本阿弥光悦

刀剣の鑑定・研磨を本業としていたが、鑑定の際に培った知識で芸術活動を行い開花。江戸時代初期に陶芸家、芸術家、茶人、書家などとして活躍する。

 

俵屋宗達風神雷神図屏風

本阿弥光悦の書に金銀で下絵を施すなどの協力をしている。

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尾形光琳
『①燕子花図屏風:かきつばたずびょうぶ』・『②紅白梅屏風』

光悦や宗達にあこがれ、屏風や蒔絵に才能を開花させた

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『十便十宜図』 与謝蕪村池大雅の合作

池大雅は明代の絵画手引書などの版本によって南画(明の絵画について)の技法を学び、文人画(文人が余技として書いた絵画)の世界を開く清初の文人
 李漁の別荘であった伊園での生活の良さ,便利さを賞賛した詩《十便十二宜詩》の詩意をくんで描いたもの

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円山応挙 『仔犬図』

日本の装飾的な画法に、透視図法(三次元的空間を整合的に二次元に再現する技法)などの写実的な表現を取り入れ、大成させた。のちの弟子の呉春(松村月渓)が四条派を開き京都を中心として繁栄する

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司馬江漢 『不忍之池』

前野良沢に学び平賀源内の指導を受け、大槻玄沢の協力で蘭書から銅版画の制作方法を解読し、実作に成功遠近法による技法で当時の浮世絵師たちに影響を与える

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